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こちらの記事では、営業における情報共有の目的や、営業情報を共有するツールの導入メリットなどについてまとめています。おすすめのツールも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
営業活動を行う上では、それぞれの営業担当がさまざまな情報を扱っています。例えば案件情報や顧客情報に加えて、過去のトラブル事例やノウハウなど営業が扱っている情報の種類は多種多様。これらの情報を個人で管理するのではなくチーム内など情報が必要な範囲で共有し、役立てていくことによって業務の改善や業務効率化のために活用できるようになります。
以前は対面での報告やメモ書きなどによって営業情報の共有が行われていましたが、最近は営業情報共有ツールを使用して情報の共有を行う、といった事例が多く見られます。
営業情報共有ツールを導入すると、さまざまなメリットを得られます。
営業が属人化すると引き継ぎがスムーズに進まない、ノウハウが共有されないなどさまざまなデメリットが生じやすくなります。しかし営業情報ツールを導入することで、営業担当者それぞれの状況や課題などがチーム内で共有可能となるとともに、チーム全体の課題などの把握もできることから、営業の属人化を防げます。
また情報共有を行うことによって、ベテランの営業担当が持っているノウハウの共有も行えるため新人教育などにも生かせますし、担当者間での連携もスムーズに進められます。
営業情報ツールを使用して情報を共有することによって、営業効率化につなげられます。これは、業務の引き継ぎを行う場合や、該当の営業活動について担当者が確認したい場合などにもすぐに閲覧ができるようになるためです。
さらに、蓄積された営業情報を登録した人物以外の営業担当も情報を検索できる状態にしておくことにより、欲しい情報をすぐに検索して内容を確認できるため、業務効率化に繋げられます。
組織で営業情報共有ツールを導入する場合には、まず「なぜそのツールを導入するのか」という目的を明確にし、周知しておくことが大切です。この部分がはっきりしていないと、それぞれの担当営業においてツールを使用するモチベーションが上がりにくく、導入はしたもののあまりツールが使用されていないといった状況に陥ってしまう可能性も考えられます。
また、情報共有ツールにはさまざまなものがありますが、導入するツールを決める場合には現場の意見を取り入れる点も重要なポイントです。実際には使用しない人のみで選定してしまうと、実は欲しかった機能が搭載されていなかったり、使いにくいものだったりする可能性も。そのような状況を避けるためにも、現場の意見を聞いた上でツールの検討を行っていきましょう。
さまざまな情報共有ツールがありますが、その中でおすすめのものを3種類ご紹介します。
株式会社ACESにより提供されているAIツールです。オンライン商談とIP電話について文字起こしを行うだけではなく、自動要約や解析まで行えます。
同ツールを導入することにより商談内容の情報共有の時間や議事録作成に必要な時間の短縮が可能です。さらに、AIによって分析された商談情報をもとにして、チーム内で売り上げ向上のためのワークフロー構築を行えます。また、オンライン商談を行った際にはAIによって表情や視線、話し方などの分析もできます。
株式会社マツリカにより提供されているMazrica Sales(旧Senses)は、自動入力とAIの技術を活用することによって、営業組織を支援するツールです。
営業活動に必要な顧客情報や案件に関する情報、行動、名刺情報などさまざまな情報の一元管理が可能。進行中の営業案件に関してリスク分析を行えるとともに、案件ボードを使用することによってそれぞれの担当の進捗状況についても共有可能です。さらに、モバイルアプリを使用するとデータ入力も簡単に行うことができ、現場の業務負担軽減にもつながります。
DealPods(ディールポッズ)は、商談に必要となる情報を集約できる機能を備えている共有サイトです。関わる人全てでサイトを共有することで必要な組織内での情報共有を行えるため、より早い契約成立を目指せます。
またDealPodsは、商談で使用する資料をクラウド上に保存できる点に加えて、資料の利用回数や顧客からの閲覧回数の計測が可能。さまざまなコンテンツをチームに展開できます。
営業組織における情報共有の重要性と、情報共有を行うためのツールについて紹介してきました。組織内で情報共有を行っていくことにより、営業の属人化を防いだり、業務の効率化につなげることが可能となります。
現在営業情報の共有を行えるツールはさまざまなものがありますので、自社に合ったツールを選ぶことによって強い営業組織づくりを目指していきましょう。
商談の勝ちパターンがつくれる | 資料の勝ちパターンがつくれる | 顧客情報を 見える化できる |
営業資料を 見える化できる |
人が育つ仕組みを つくれる |
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ACES Meet(ACES)※1 ![]() |
ABook Biz(AGENTEC)※2 ![]() |
Senses(マツリカ)※3 ![]() |
Sales Doc(Innovation & Co.)※4 ![]() |
UMU(ユームテクノロジージャパン)※5 ![]() |
「セールスイネーブルメントツール」でGoogle検索し表示された企業およびITreviewでセールスイネーブルメントツールを扱っているとして掲載されていた16社のうちから、以下条件で選出をしております。(2022年3月調査時点)