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顧客のニーズやメディアの多様化が進んでいる広告業界。課題を解決するには、セールスイネーブルメントの導入も検討する価値があります。ここでは、広告業界が抱える課題や、セールスイネーブルメント導入事例をご紹介します。
広告業界では、以下のような課題が顕在化しています。
顧客が広告に求める内容は多様化しており、活用されるメディアやプラットフォームも日々進化しています。さらに、VRやARを活用したインタラクティブ広告など、表現手法も大きく変化しています。広告業界の営業には、顧客ニーズを的確に捉え、各メディアやプラットフォームに適した広告を提案する力が求められています。
セールスイネーブルメントツールを導入すれば、営業手法の標準化やナレッジの共有が可能になります。成績がよい社員のノウハウを再現しやすくなり、組織全体の営業活動を改善できます。
また、ツールによっては営業プロセスや商談内容の可視化にも対応しており、営業課題やクロージングに至らなかった原因の特定に役立ちます。可視化によって課題を検証すれば、適切な対策が可能になります。
広告業界では、人材育成にセールスイネーブルメントが効果的です。ナレッジを共有できる仕組みや研修プログラムを体系化することで、組織全体の営業力やスキルの底上げが可能になります。
営業プロセスの最適化にも寄与します。セールスイネーブルメントツールを活用し、営業活動の標準化や可視化に取り組めば、工数の削減と業務効率の向上が期待できます。
広告業におけるセールスイネーブルメントの導入事例をいくつかご紹介します。
ダイレクトメール事業を手がけるディーエムエスでは、営業活動の属人化と情報の不可視化が課題になっていました。営業の進め方が一人ひとり違い、結果に差が生じたりヒントを得られなかったりと、活動の質・効率に影響が生じていたそうです。
事業発展に向けた営業強化を目的に、同社はセールスイネーブルメントツールを導入。定着へ向けて勉強会や社内資料の作成などに取り組みました。一連の取り組みの結果、少しずつセールスイネーブルメントが浸透。懸案だった営業が見える化され、再現性の高い活動が可能になったそうです。
参照元:Mazrica Sales公式HP(https://product-senses.mazrica.com/case/dms)
インスタグラム活用支援を手がけるテテマーチは、営業力強化のためにインサイドセールスを取り入れました。しかし、案件が増加傾向にある中で、スプレッドシートによる情報管理に課題を感じていました。情報管理の見直し・改善のために、同社はセールスイネーブルメントツールの導入を決定したそうです。
インサイドセールスを起点にした営業力強化と、ツールによる情報管理の仕組みを導入した結果、顧客単価が従来の3倍に向上。一方のアウトサイドセールスは、より確度・単価が高い案件に集中できる仕組みが整いました。また、蓄積したデータを業務改善に活かすなどの好循環も生まれたそうです。
参照元:Mazrica Sales公式HP(https://product-senses.mazrica.com/case/tetemarche)
多彩なマーケティングサービスを手がけるノバセルは、一部社員を除いてアプローチの工夫・最適化ができておらず、テレアポ主体の営業活動が続いていました。結果として業務が単調になり、社員のモチベーション維持が課題になっていたそうです。また、営業活動実績などのデータの分散にも悩まされていました。
営業効率化のために、同社ではセールスイネーブルメントツールを導入。マルチチャネルでアプローチできる仕組みの構築に成功しました。結果として、大手企業を中心に商談獲得数が増加。単調な業務も改善され、組織全体の活性化にも成功したそうです。
参照元:Sales Maker公式HP(https://sales-marker.jp/case_study/novasell)
広告業界は多様な課題を抱えていることから、セールスイネーブルメント導入の効果が得られやすい業種の一つです。導入企業の多くは、営業活動の効率化や、顧客単価・商談獲得数の増加を実現しています。再現性の高い営業活動を実現するためにも、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
営業課題は複雑に絡み合うことも多く、「どこから着手すべきか」見極めることが成果への第一歩。
本メディアは、多くの営業組織が抱える教育・資料管理・プロセス管理の課題に対して、効果的なツールを紹介しています。課題改善に適したツールを知りたい方は要注目です。
THREE SELECTIONS
多くの営業組織で共通して見られるボトルネックは「教育」「資料」「プロセス」の3領域に整理できます。
以下では、それぞれの課題における代表的な解決アプローチとして、3つのツールをご紹介します。

商談をAIが数値で“見える化”
営業の改善点が
一目でわかる
<課題>
新人が多い組織では、商談をリアルタイムで確認できず、育成はOJT任せになりがちです。
<解決の仕組み>
エンSXセールスアナリティクスは商談録画の内容と質をAIがスコア化。
数値をもとにプロ講師が指導することで、個々の改善点を客観的に自覚できます。
この手法で組織変革を進めたエンの売上は4倍に成長※。「AI解析 × プロ講師の指導」で
新人でも短期間で成果を出せる営業体制を実現します。

資料の一元管理とログ活用で、
提案の“ばらつき”を
整える
<課題>
商材や顧客に応じて提案資料が複雑化する現場では、資料の保存・更新が属人化し、管理や品質のムラが課題になる傾向があります。
<解決の仕組み>
Sales Docは、提案資料の最新版や実績資料を一元管理し、チームで迷わず活用できる環境を提供。
過去の提案や成果資料も検索・再利用できるため、手戻りや属人化を防ぎ、提案の均質化を実現します。

進捗・KPIを見える化。
必要なアクションが
ひと目でわかる営業体制に
<課題>
営業プロセスが属人化し、商談の停滞要因や業務の優先順位が見えにくい現場は少なくありません。
<解決の仕組み>
SALESCOREはCRMに蓄積された営業データをもとにフェーズごとの進捗やKPIを色分けして可視化。
停滞や漏れを早期発見し、次の行動をチーム全体で共有することで、“感覚”ではなく“根拠”に基づいて動ける営業組織を実現します。
※参照元:エン(https://corp.en-japan.com/newsrelease/2021/26972.html)2014年からの5年間