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さまざまな課題を抱えている不動産の営業。セールスイネーブルメントを導入すれば、課題を解決・改善できる可能性があります。ここでは、不動産業界の課題やセールスイネーブルメント導入事例をご紹介します。
不動産業界は、次のような課題を抱えています。
実力ある営業人材の不足に加え、顧客接点の多様化により追客業務が複雑化しています。営業ノウハウ・ナレッジの蓄積が不十分な組織では、業務の属人化も深刻な問題です。これらの課題を解決するには、人材育成や業務改善・効率化などの対策が求められます。
セールスイネーブルメントは、教育プログラムを通じて社員のスキルを高め、営業力の底上げに貢献します。ナレッジも蓄積できるため、優秀な社員の営業手法を取り入れ、オペレーションを標準化できます。また、ツールによってはデータの集約・管理も可能です。データを一元化すれば業務効率が向上し、工数の削減に繋がります。
セールスイネーブルメントは、以下の場面に効果的です。
人材育成やナレッジの蓄積が必要な場面では、セールスイネーブルメントが効果を発揮します。営業活動や商談内容の可視化にも有用な手段です。営業活動などを可視化すれば、ボトルネックや課題を洗い出し、適切な対策を打ち立てられるようになります。
以下では、不動産業界でのセールスイネーブルメント導入事例をご紹介します。
駐車場の運営管理を手がけるパークジャパンは、顧客情報を文字データで管理していました。しかし、地図情報との連携がうまくいかず、営業ルートの地図作成に毎日1~2時間を要していました。また、営業先周辺の空き地情報を現場で確認できず、結局会社に戻らなくてはいけないなど、効率の悪さも課題になっていたといいます。
業務効率化のために、同社は顧客情報と地図データの連携に取り組みました。セールスイネーブルメントツールを導入した結果、紙の地図の廃止に成功。モバイルで顧客データを管理できる仕組みを構築できました。営業先で周辺の空き地を確認できるようになり、営業件数の大幅な増加にも成功したそうです。
参照元:UPWARD公式HP(https://upward.jp/case/park-japan/)
オフィスビルの内外装工事を手がけるTS東京では、営業と顧客の会話履歴や施工担当者への指示書など、情報の一元管理が課題となっていました。顧客との取引が属人的で、取引情報が蓄積されない点にも悩まされていたといいます。
情報を資産として活用するため、同社はセールスイネーブルメントツールを軸に営業DXを推進しました。ツールによって情報の一元管理を実現した結果、顧客情報とオフィスビルの場所の連携に成功。情報が見える化され、施工担当者は作業内容をすぐ確認できるようになったそうです。
また、営業活動データが集約され、営業担当者はダッシュボードで戦略を確認できるように。新規開拓だけでなく、既存顧客のフォローアップの両立に成功しました。
参照元:UPWARD公式HP(https://upward.jp/case/tstokyo/)
不動産小口化商品やコンサルティングを手がけるボルテックスでは、新規事業の立ち上げに際し、従来と異なる事業から新規顧客の開拓に課題を抱えていました。既存のノウハウや経験が通用しにくいため、外部の営業支援サービスやツールを導入し、対応を図ったといいます。
導入の結果、プロジェクト2ヶ月目で事業計画の目標CVR・CPAを達成。以降も継続して目標をクリアし続けているといいます。また、適切なフィードバックを得られるようになり、ナレッジの蓄積が進み、他プロジェクトへの展開が可能になったそうです。
参照元:エンSX公式HP(https://sales.en-sx.com/case/vortex)
不動産営業にセールスイネーブルメントを導入すれば、再現性の高い営業手法を構築可能です。属人化の解消や業務効率の向上に繋がるだけでなく、営業成果の最大化も期待できます。他社の事例も参考にしつつ、セールスイネーブルメントの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
営業課題は複雑に絡み合うことも多く、「どこから着手すべきか」見極めることが成果への第一歩。
本メディアは、多くの営業組織が抱える教育・資料管理・プロセス管理の課題に対して、効果的なツールを紹介しています。課題改善に適したツールを知りたい方は要注目です。
THREE SELECTIONS
多くの営業組織で共通して見られるボトルネックは「教育」「資料」「プロセス」の3領域に整理できます。
以下では、それぞれの課題における代表的な解決アプローチとして、3つのツールをご紹介します。

商談をAIが数値で“見える化”
営業の改善点が
一目でわかる
<課題>
新人が多い組織では、商談をリアルタイムで確認できず、育成はOJT任せになりがちです。
<解決の仕組み>
エンSXセールスアナリティクスは商談録画の内容と質をAIがスコア化。
数値をもとにプロ講師が指導することで、個々の改善点を客観的に自覚できます。
この手法で組織変革を進めたエンの売上は4倍に成長※。「AI解析 × プロ講師の指導」で
新人でも短期間で成果を出せる営業体制を実現します。

資料の一元管理とログ活用で、
提案の“ばらつき”を
整える
<課題>
商材や顧客に応じて提案資料が複雑化する現場では、資料の保存・更新が属人化し、管理や品質のムラが課題になる傾向があります。
<解決の仕組み>
Sales Docは、提案資料の最新版や実績資料を一元管理し、チームで迷わず活用できる環境を提供。
過去の提案や成果資料も検索・再利用できるため、手戻りや属人化を防ぎ、提案の均質化を実現します。

進捗・KPIを見える化。
必要なアクションが
ひと目でわかる営業体制に
<課題>
営業プロセスが属人化し、商談の停滞要因や業務の優先順位が見えにくい現場は少なくありません。
<解決の仕組み>
SALESCOREはCRMに蓄積された営業データをもとにフェーズごとの進捗やKPIを色分けして可視化。
停滞や漏れを早期発見し、次の行動をチーム全体で共有することで、“感覚”ではなく“根拠”に基づいて動ける営業組織を実現します。
※参照元:エン(https://corp.en-japan.com/newsrelease/2021/26972.html)2014年からの5年間