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継続的な専門知識の習得や、自社商品・サービスへの深い理解が求められるIT業界の営業。セールスイネーブルメントを導入すれば、これらの課題を解決できる可能性があります。IT業界の営業にセールスイネーブルメントが必要な理由や、導入によって課題解決に成功した企業の事例をご紹介します。
IT業界の営業には、最新技術に関する高度な知識が求められます。技術は常に進歩していますが、知識の習得と継続的な学習が課題となる場合があります。また、顧客ニーズを的確に把握し、適切なソリューションの提案する力も求められます。営業成果を上げるには、自社製品・サービスの強みや特長を的確に理解しておく必要があります。
セールスイネーブルメントツールを導入すれば、販売資料やナレッジ、最新技術に関する情報など、多様なコンテンツを一元管理できます。これらのコンテンツで教育プログラムを構築すれば、社員は体系的に知識を習得できるようになります。
また、商品・サービスに関する資料やデータへのアクセス性も高まります。迅速な資料の展開が可能になれば、クロージングの質が高まり、成約率が向上する可能性もあります。
セールスイネーブルメントは以下の場面に効果的です。
人材育成や営業情報・データの集約・管理に加え、営業活動の改善や商談の効率化を通じた業務改善にも寄与します。
セールスイネーブルメントを導入し、課題解決に成功したIT企業の事例をご紹介します。
幅広い分野でプロダクトを展開するTISは、顧客企業が複数の部署と取引する特性から、社内の情報共有体制に課題を抱えていました。社員によって情報の粒度や受け取り方が異なり、業務の属人化も発生していたといいます。
情報共有体制を整えるために、同社ではSFAやCRMなど複数のツールを導入。徐々に情報蓄積やデータ活用の意識が醸成され、部署横断での情報共有体制の構築に成功しました。また、過去のデータを参照できるようになり、提案の幅が広がったといいます。フロントラインも強化されたほか、人材育成にも好影響が及んでいるそうです。
参照元:Mazrica Sales公式HP(https://product-senses.mazrica.com/case/tis)
マーケター向けサービスを展開するベーシックでは、新規事業立ち上げに際し、パートナーサクセスの強化が課題になっていました。試行錯誤を重ねる中で、案件数の拡大に向けた具体的な施策にも頭を悩ませていたといいます。
状況改善のために、同社ではセールスイネーブルメントを導入。顧客の大幅な増加に成功したそうです。全体の9割ほどが新規顧客で、潜在層との繋がりを増やせたとしています。一方で案件化率が平均50%に達するなど、案件化率の向上も実現しています。
参照元:エンSX公式HP(https://sales.en-sx.com/case/basic)
経営管理プラットフォームを手がけるDIGGLEは、インバウンド中心の売上からの脱却に悩まされていました。持続的な成長には次の一手が必要だと考え、チーム体制の変更も検討していたといいます。
次のステップへと進むために、同社ではアウトバウンドを中心としたプロジェクトを開始。さまざまな施策を進めた結果、コンスタントなアポの獲得に成功しました。また、データ分析が可能になり、ナレッジが蓄積するようになったとしています。
参照元:エンSX公式HP(https://sales.en-sx.com/case/diggle)
システム開発やITコンサルを手がけるプライムウェアは、これまで複数の代行会社に営業活動をアウトソーシングしていました。しかし、思うように成果が出ず、求める水準に達しないことが課題になっていました。
状況を改善すべく、同社は別の営業代行支援サービスを導入。アポ件数が増加したことに加え、質も改善されたそうです。未経験領域への展開が可能となり、「攻め」の営業活動も実現できるようになったとしています。
参照元:エンSX公式HP(https://sales.en-sx.com/case/primeware)
IT業界の営業には、高度な専門知識と自社製品・サービスへの深い理解が必要です。セールスイネーブルメントを導入すれば、知識習得の効率が向上し、必要な情報へのアクセスも容易になります。他社の事例を手本にしつつ、課題改善・解決に取り組んでみてはいかがでしょうか。
THREE SELECTIONS
多くの営業組織で共通して見られるボトルネックは「教育」「資料」「プロセス」の3領域に整理できます。
以下では、それぞれの課題における代表的な解決アプローチとして、3つのツールをご紹介します。

商談をAIが数値で“見える化”
営業の改善点が
一目でわかる
<課題>
新人が多い組織では、商談をリアルタイムで確認できず、育成はOJT任せになりがちです。
<解決の仕組み>
エンSXセールスアナリティクスは商談録画の内容と質をAIがスコア化。
数値をもとにプロ講師が指導することで、個々の改善点を客観的に自覚できます。
この手法で組織変革を進めたエンの売上は4倍に成長※。「AI解析 × プロ講師の指導」で
新人でも短期間で成果を出せる営業体制を実現します。

資料の一元管理とログ活用で、
提案の“ばらつき”を
整える
<課題>
商材や顧客に応じて提案資料が複雑化する現場では、資料の保存・更新が属人化し、管理や品質のムラが課題になる傾向があります。
<解決の仕組み>
Sales Docは、提案資料の最新版や実績資料を一元管理し、チームで迷わず活用できる環境を提供。
過去の提案や成果資料も検索・再利用できるため、手戻りや属人化を防ぎ、提案の均質化を実現します。

進捗・KPIを見える化。
必要なアクションが
ひと目でわかる営業体制に
<課題>
営業プロセスが属人化し、商談の停滞要因や業務の優先順位が見えにくい現場は少なくありません。
<解決の仕組み>
SALESCOREはCRMに蓄積された営業データをもとにフェーズごとの進捗やKPIを色分けして可視化。
停滞や漏れを早期発見し、次の行動をチーム全体で共有することで、“感覚”ではなく“根拠”に基づいて動ける営業組織を実現します。
※参照元:エン(https://corp.en-japan.com/newsrelease/2021/26972.html)2014年からの5年間